12月7日、がまの油ことがまさんがツイッターで引退を発表されました。
がまさんの発言
多分次週のNSBが最後になると思います。3年間頑張ってきたけど、もうそろそろ気力の限界。この数週間考えた挙げ句の答えです。
来週のNSBや、ブレイブルーのNSBにも期待してくれている声がありがたかったし、続けたい気持ちもあったけど、体力はあってももう気持ちが続きません。本当にごめんなさい。
自分なりに鼓舞したりしながら、少なからずこの３年間でゲームに対して何かを残せたと思っています。あとは任せたなんて勝手かもしれませんが、少し休ませてください。もちろん、来週の最後のNSBまで存分に頑張らせていただきます。
幸い、名古屋は大会も盛んなのでNSBの大会は誰かが続けられるのであれば後継できるものは次いでいきたい考えです。最後の自分の仕事は自分抜きで新たなNSBが動いてくれることを作ることだと思ってますので。
という発言がありました。
気力の限界とのこと、やっぱり自分としてはすごくビックリしましたし、なにより悲しかった。
昔ゲーセンばっかいってたときの気持ちを思い出させてくれたのはゲーム配信でした。
最初は動画でスパ4を知り、ハマッてしまい、いろんな格ゲー動画を見るようになってまた格ゲーをやり始めたのはがまさんをはじめとする方の配信によるものでした。
おそらくほとんど稼げないのに、NSBTVを配信し、EVOという海外大会では日本へ向けて配信するために何万円もするネット回線料金を自腹で支払い、配信してくれました。こんなことできる人ほかにいないと思います。誰が海外大会での配信のために何十万も自腹で払えるのでしょう？
がまさんは格ゲーに対する愛情が溢れる人で、確実に格ゲー界を盛り上げてくれた第一人者でした。
近くになかなかゲーセンもなく、大会参加もしない自分にとってがまさんが配信してくれた格ゲー配信はほんとありがたかった。
格闘技とかスポーツと一緒で、配信で好きな選手を応援し、勝ったり負けたりで一喜一憂できるようになり、「ああ格ゲーってほんまいいもんやな～」とあらためて思えるようになりました。
がまさん本人が言うようにいろいろトラブルがあって、あることが原因でやる気がなくなったようです。
正直その原因っていうものは気になりますが、それはやっぱり自分自身が納得したいがために理由が知りたいだけだと思うし、聞いたところで何もしてあげることができないと思うので、あんまりあれこれ考えるのはやめました。
ただただがまさんの配信するゲーム配信が見れなくなるのは悲しいし、ショックですが、同時にこれだけ努力をして行動をしてきた苦労もわかります。とてもモチベーションなしではできないことだと思うので、ゆっくり休んでまた回復したらちょっとずつ顔を出してくれたら嬉しいなぁと思います。
自分もこのサイトを運営してますけど、更新するのめっちゃ大変ですし、きちんと更新さえできてません(笑)
でもがまさんは配信、ブログ更新、機材購入などめっちゃ大変なことを仕事をしながらしてたのでやっぱり凄いモチベーションの持ち主やったんやなと思います。
ご自身で言うようにリアル松岡修造って言うぐらいのほんま熱い人やったんやなと思います。
今まで本当、楽しい配信ありがとうございました。
いつかまた戻ってきてくれたら嬉しいです。
最後にがまさんの想いがこもったツイートを掲載します。
遅くなりましたが、本日のＮＳＢありがとうございました。なんとか会場まで足を運んだものの、配信を見ている方々や一部の方々には挨拶もできず、すいませんでした。
いったんは家を出たものも悩み、駐車場で一人で決勝戦の配信が始まった瞬間から涙が止まらず、なんとか足を運べたのは決勝戦の終わった後でした。皆さんに暖かい声をかけられ、恥ずかしながら号泣しました。
ゲームは楽しいもの。楽しんでいる姿は誇れるものでもあり、他の人を愉しませることにも繋がるという思いで始めたＮＳＢ。初めは100人も見てくれていることだけで驚いていた配信も、気がつけば３年間でとても重要なものになった気がします。
緊張感あふれる試合をするプレイヤー。海外からの参加者や、１回戦で負け常連だけど一生懸命に盛り上げてくれるプレイヤー、まるで近所のように関西などの遠方から毎回参加してくれるプレイヤーなど。。。ＮＳＢの配信を通じてそんなプレイヤーが楽しんでいる姿を伝えられることは最高の幸せでした。
最後まで足を運ぶのを躊躇ったのは、自分が挨拶することで終わりにするのではなく、ＮＳＢの意思を次いで繋いで欲しいとの思いがあったからです。ですが、昨夜のツイートでの叱責や、今朝もスカイ店長からの電話、一番驚いたのがＦＡＸですらまともに送れなかった母親から電話がきたことでした。
色々とトラブルもありましたが、事の原因は自身にあったと思っています。アーケード、家庭用、プロ、初心者、スト４、ブレイブルー、格ゲー全部・・・。責任を感じるあまり、守りたいと思うものが多すぎた気がします。
例えばプロゲーマー。多くの人達が配信を楽しむようになった今、プロはみんなの思いに答えるべく戦っていますが、本業にできるほど収益を上げられる人はまずいません。ゲームのために年に何度も海外に渡るなど、まだ日本では理解されない分野ですし、なかなか理解のある職場などあるわけもありません。
自分がゲームを配信をすることで彼らの姿を伝えて、それを楽しむ人達をほんの少しでも増したのであれば、自分にも彼らの苦しい環境を作った責任があると感じていました。できることならば彼らの生活をもっと良くしてあげたかった。そんな思いがありました。
ただ、これ以上は私が残っていたとしても到底実現不可能な内容であり、今以上の格ゲー文化の発展にはもっと多くの人達で作る環境が必要になると思います。少し一人で責任を感じすぎていたのかもしれません。ＮＳＢを止めることは寂しい反面、肩の荷が下りる思いもあり、複雑な心境です。
これからは自分の思いを汲んでくれたメンバーが、これからもＮＳＢの意思を引き継いで活動してくれると思います。最後は不器用な渡し方になってしまいましたが、今日の運営でしっかりと魂の引き継ぎを感じました。
仲間や参加者、応援してくれた全ての方々への感謝と、特に最後までＮＳＢに協力してくれて、続けて欲しいといってくれた家内に感謝致します。本当にありがとうございました。
最後にわがままですが、このアカウントを消すと考えていましたが、皆さんからの暖かい言葉を確認したく、残させていただきたいと思います。
またこのアカウントでつぶやくときが来るのかわかりませんが、少し肩の荷を下ろし、楽になるまでお時間をいただきたいと思います。そのときには別の方がゲームを盛り上げていて私の居場所などなくなっていることを願っています。
